Low-EとはLow-Emissivityの略で低放射の意味です。
ガラスに特殊金属膜をコーティングし、放射を抑え断熱性を上げたものがLow-Eガラスです。
通常のガラスの放射率が0.85に対して、Low-Eガラスは0.1以下となり、この放射率が低ければ低いほど、遠赤外線を反射し断熱性が上がります。
冬、室内の暖房を外に逃がさずにすむので快適に過ごすことが出来るわけです。
Low-E膜が外側か内側かで変わってくる
このLow-Eガラスを室内側に使った場合は高断熱タイプのペアガラスとなり、外側に使った場合は遮熱タイプのペアガラスになります。
高断熱タイプのLow-Eペアガラスは特に寒い地域で使うのが有効で、外からの日射を室内に取り入れつつ、取り入れた日射は外へ逃がしにくいのが特徴です。
遮熱タイプのLow-Eペアガラスは外からの日射を遮ってくれるペアガラスです。
室外側にコーティングされたLow-E膜が効率的に日射を遮り、室内温度の上昇を抑えてくれます。
そうなるとこの遮熱タイプは冬は寒くなっちゃうような感じですが、そうではありません。
遮熱だけでは無く、断熱性も高いのが普通です。
高断熱タイプと同様に冬も暖房の熱を外に逃がしにくくなっているのです。