2017年3月1日より発売となったリクシルの「リプラス」
最短60~90分くらいで施工できるというこの商品ですが、
まだまだ発売されたばかりということで、結構施工できる窓が限られております。
このページでは施工不可の窓についてご説明してみようと思います。
目次
リプラスの施工を考える前に見るべき場所
取り付けを考えている方はまず、サッシに取り付けられるかどうかの前に、
住んでいる場所、建物の構造で取り付けられるかどうかを考えねばなりません。
そこが大丈夫であれば、次にサッシに取り付けができるかどうかを調べます。
施工不可の建物の構造、地域の確認
まず、4階以上だと施工不可、防火地域だと施工不可のようです。
木造、RC造、ALC造、鉄骨造の住宅用サッシが対象となっています。
これ以外の構造だと、取り付け不可ということになります。
取り付けるサッシの確認
現在対応しているサッシは引き違い窓のみ。
その引き違い窓の中でも二重サッシ、ランマ付きサッシ、電動シャッター付サッシは施工不可。
装飾窓は全て施工不可。
装飾窓っていうのは例えば、縦すべり出し窓や上げ下げ窓など、
引き違い窓以外のサッシのことです。
ついでに引き違い窓にも外付け、半外付け、内付けっていう種類のサッシがあって、
この外付けには取付はできません。
外付けサッシは和室などによく使われるサッシです。
・・・正直、サッシ屋とかじゃないとパッと見て判断はできないと思います。
ちなみに現在の新しい家だとほとんどが半外付けのサッシを使っています。
引き違い窓のレールを確認
上枠レール式、下枠階段レール式以外は対応不可。
住宅用のサッシだとほとんどの確率で上枠レール式、下枠階段レールのはず。
ただし、たまに他の方式のサッシもあるので要確認。
取付する窓の周辺を確認
ここまでの確認で取り付けOKとなったら次は窓の周辺の確認です。
外壁に漏水の跡や割れが無いか、面格子などが取り付いていたら再度取り付け可能かを確認します。
後付け面格子などが取り付いていて、再度取り付けができない場合は
リプラスを諦めるか、面格子を諦めるかを選択。
外壁に漏水の跡や割れがある場合は施工不可です。
現在ついているサッシは歪んでいないかを確認
サッシの歪みを見ます。
上、下、右、左、それぞれのサッシの歪みが3mm以下の場合は施工可能。
それ以上は施工不可。
サッシの対角の差も3mm以下であれば施工可能。
それ以外は施工不可。
まとめ
施工可能な窓より、施工不可能な窓の方が多い印象です。
実際、リクシル(トステム・トーヨーサッシ)で発売していたサッシの約60%くらいの窓が対応しているようです。
施工可能な窓
・3階以下、木造、RC造、ALC造、鉄骨造の住宅用サッシ
・引き違い窓のみ対応(二重サッシ、ランマ付きサッシ、電動シャッターは不可)
・上枠レール式、下枠階段レール式のみ対応
・外壁に割れや漏水が無ければ施工可能
・サッシの歪みが3mm以下
以上を踏まえて、現調キットっていうのを実際に当ててみて取り付けができるかどうかを判断します。(現調キットはおそらくサッシ屋とかメーカーの人しか持っていない)