アルミテラスの取り付け方法を紹介します。
DIYで施工を考えている方向けになるべく詳しく解説しようと思っております。
今回、取り付け方を紹介するのはLIXILの「スピーネ」というアルミテラスです。
基本的な取り付けの流れは他のメーカーのテラスもあまり変わらないと思いますので、参考にはなるかと思います。
なお、今回取り付けをしたテラスは自在桁仕様で、さらにコンクリート上に柱を埋め込まずに立てています。
ちなみに標準仕様の取り付け方法はこちら
→[テラスDIY]アルミテラスの取り付け方法を解説!(標準仕様)
今回、施工したアルミテラスの仕様は以下の通り
- スピーネR型
- 幅2間(3640mm)
- 出幅3尺(885mm)
- 自在桁上止め仕様
- コンクリート上へ直付け金具で柱を固定
- 木造の住宅に取り付け
そして、以下取り付けの流れ。
多少、我流が入っているため、取付説明書とは違う部分があります。
- テラスを付ける高さを決める
- 垂木掛けの取り付け
- 柱の位置出し、柱立て
- 自在桁の取り付け
- 端部垂木、前枠の取り付け
- 中間垂木、野縁の取り付け
- 屋根パネルの取り付け
- 柱の固定
- 雨どいの取り付け
- 完成!
文字にすると結構長いですが、実際には2人で一日ほどの時間で取り付けは完了します。
作業はなるべく2人以上で行ってください。
一人だとかなりしんどい作業となります。
テラスの高さを決める
一番最初にテラスの取り付ける高さを決めます。
一応、取り付けの高さは標準の高さがあって、出幅によってその高さは変わってきます。
標準の高さより上げて取り付ける場合は柱の埋め込みが足りなくなってしまうため、長尺柱っていうのを使いましょう。
今回取付する出幅3尺のテラスは高さ2757mmが標準の高さです。
この標準の高さは部品箱に入っている取付説明書に載っています。
今回、取り付ける高さは2820mm(上の画像の赤いライン)
標準の高さより63mm高く取り付けます。
垂木掛けの準備
垂木掛けを準備します。
垂木掛けは「長さセット」に入ってます。
垂木掛けにキャップを付けます。
取付説明書では後で付けることになっているが、最初に付けた方が圧倒的に楽。
キャップを付けたらマスキングテープを貼ります。
後でシーリング材を打つため、最初に貼った方が楽。
マスキングテープを貼り終えたら、垂木掛けを取り付けます。
準備する工具はインパクトドライバー、4.5mmのドリル、6mmのドリル、10mmのソケットレンチ、コーキング。
垂木掛けの取り付け
下地(柱)がある場所に穴を開け、コーチスクリューで取り付けます。
下地がある場所は、サッシが取り付いているであろう柱、関東間であればその柱から455mmのピッチで柱があるはず。
関西間やメーターモジュールなどで建ててある住宅の場合は柱の間隔が違うので注意!
最初に4.5mmで穴を開けます。
外壁の奥の下地まで穴を開けます。
ドリルを引き抜いたときに一緒に木クズが出てくれば奥に柱あり。
シーリング材充填
シーリング材はシリコーンシーラントを使用(ホームセンターで売っている)
垂木掛けにシリコンを打つ
垂木掛けの取り付けが終わったら、次はシリコンを打ちます。
雨漏り防止のために必須ですので、必ずやっておきます。
これを忘れると、テラスの根元から雨が垂れてきます。
コーキングヘラで撫でていきます。
夏だとすぐに乾いてくるので、早めにヘラで撫でていきましょう。
全て撫で終わったらマスキングテープを剥がします。
マスキングテープはシリコン材の容器で巻き取っていくのがいいでしょう。
次は柱の位置を出し、柱を立てます。