空練りモルタルを使ったフェンスの柱の立て方

空練りのモルタル(空モル)を使ってフェンスの柱を立てると、普通のモルタルを使うより比較的早く施工を終わらせることができます。

空モルとは、水が入っていないモルタルのことをいいますが、実際には少しだけ水を入れています。
その理由は少し水を入れた方がしっかりと柱を固定できるからです。

柱を立てる際、きちんと空モルを突き固めていれば、端と端の柱を立ててからすぐに水糸を張ることができるため、柱の施工時間を短縮することができます。

このページでは空練りのモルタルを使ったフェンスの柱の立て方を紹介します。

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空モルを練る

砂とセメントを準備します。
空練りのモルタルを作る

およそセメント1、砂3の割合で混ぜます。
空練りのモルタルを作る セメント1、砂3の割合

最初に砂とセメントを混ぜた後、少しだけ水を入れてさらに混ぜます。
空モルを作った後、少しだけ水を入れる。

手で握っておにぎりができるかできないかくらいの固さが丁度いいです。
固さは手で握っておにぎりができるかできないかくらい。

フェンスの立て方と使う道具

使う道具はこちら。
自作の「フェンスの突き棒」

ホームセンターに売っている、フラットバーという材料を重ねて作りました。
結構強く突き固めるため、こういう道具は必要です。
自作のフェンス突き棒

およそ10mm×30mm大きさ。
突き棒の先

反対側は細い所を突き固めることができるようになっています。
反対側の形状

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柱の立て方

まずは端っこのフェンスの柱を立てます。

柱を立てる前に柱の根元の部分は傷が付かないように養生テープなどで保護しておきましょう。
柱の根本は養生テープで巻いて置く

柱を立てる穴へ柱を設置し、空モルを入れます。
フェンスを穴に入れる

空モルを入れる

空モルを入れたら、突っつきます。
ガシガシと強めに突っついて固めます。
突き棒で突き固める

狭い所は細い部分を使って突き固めます。
狭い所は細い方で突き固める

柱の根元を持って、動かなければOK!
柱の根元を持って動かなくなればOK

後は柱周りを掃除すれば柱立ては完了です。
柱立て完了

しっかりと突き固めていれば柱を立ててすぐに水糸を張ることができます。
水糸を張ったフェンスの柱

水糸を張ったら同じ要領で間の柱も立てて行きましょう!

間の柱の立て方

間の柱は釘を使いません。
あらかじめ空モルをある程度入れておきます。(入れすぎに注意)
これで柱の高さを水糸へ合わせます。
予め空モルを入れておく

後は先ほどと同じように柱を立て、空モルを入れて突き固めます。

柱が高くなってしまったらゴムハンマー使って柱の上をコンコンと叩くと2~3mm程度のズレであれば高さを調整できます。
ゴムハンマーで高さ調整

低い場合は修正がやや面倒くさいです。
上に引き抜いて突き直しです。

柱立てが終わったら

柱を立て終わったら水糸を外し、水を入れます。
あまり水を入れて溢れないように注意。
水を入れる

空モルを使った場合のメリットは、
・施工時間を短縮できる
・普通のモルタルを使うよりブロックが汚れない
・柱の垂直、高さを合わせやすい

ということです。
私は空モルを使ったやり方の方が早くてやりやすいので、もっぱらこの方法でフェンスを取り付けています。

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