いまや常識?ペアガラスとは?

2枚のガラスと中空層でペアガラス。
ペアガラス(複層ガラス)とは、2枚の板ガラスに間に乾燥した空気を閉じ込め、断熱性能を向上させたものをペアガラス(複層ガラス)と呼びます。

空気よりも断熱性能が高いアルゴンガスという気体が入っているペアガラスもあります。
しかし、このペアガラスの名称は旭硝子株式会社の登録商標となっているため、他のメーカーは別の名称を用いており、例えば日本板硝子ではペアマルチという名称になっています。

何故、ペアガラスには空気が入っているのか?
それは空気の断熱性能が非常に優れているからです。空気は非常に熱くなりにくく、冷たくなりにくい気体です。
ですので、空気が使われているんですね。

最近では、ガラスが3枚のトリプルガラスや中空層にアルゴンガスより性能がいいクリプトンガスが入っている製品も出てきているようです。

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ペアガラスの構造

ペアガラスは2枚の板ガラスに中空層、スペーサーで構成されています。

複層ガラス構造図

この2枚のガラスの中に空気がペアガラスの断熱性に関わってきます。

外の冷たい空気が ガラス→空気層→ガラス→室内 というように伝わって行く為、一枚ガラス(単板ガラス)より多い障壁があり、室内に熱を伝えにくく、また、外へ逃がしにくくなっています。

通常のペアガラスの厚みは3mm+12ミリ+3mmの総厚18mmや3mm+6mm+3mmの総厚12mmが一般的でしたが、最近の住宅用サッシ(例えばLIXILのサーモスHなど)では空気層16mmなどのペアガラスもあります。

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