結露の発生の原因は室外と室内の温度差に原因があります。
室内の暖かい空気中にある水分が、外気に冷やされた窓ガラスに触れることによって発生します。
結露が発生すると壁、床の汚れ、建物そのものが痛むだけではなく、アレルギー等を原因となるカビ・ダニの発生にも繋がります。
ペアガラスはこの結露を軽減する効果があります。
結露はどのくらいで発生する？
もちろん、100％しないわけではありません。あくまで軽減できるだけということを忘れないようにしてください。
ペアガラスは単板ガラス（一枚ガラス）の約2倍ほどの断熱効果があります。
つまり熱を通しにくいということはペアガラスの中空層によって室内と室外の温度差を減らし、結露の発生を防ぎます。
室内温度20℃ 湿度50％の場合、単板ガラスの場合は室外気温４℃で結露が発生してしまいますが、ペアガラスは外気温－７℃まで結露は発生しません。
その差はなんと１１℃！
ペアガラスは結露対策には非常に効果的なのです。
なお、ペアガラスの空気層も６ｍｍの空気層のペアガラスより１２ｍｍの空気層の方が、断熱性、結露の軽減には効果があります。
さらに普通のペアガラスより高性能なLow-Eペアガラスを使うともっと結露対策にもっと効果があります。
先ほどの条件（室内温度20℃ 湿度50％の場合）だとLow-Eペアガラスは－１７℃まで結露が発生しなくなります。