今回は100均で買ったメジャー(コンベックス)をJIS1級のメジャーと比較して、その精度を比べてみました。
以前、記事にした水平器の比較では散々でしたが、今回はどうでしょうか？
→100均の水平器はどれくらいの精度か？プロ用の水平器と比較してみました。
ちなみにJIS1級規格の定義はこちら
以下、コンベックスにおいて定められているJIS規格（JIS B 7512）です。張力を加えない状態で、テープを引き出し長さ標準器と比較します。1級許容差は±（0.2＋0.1L）mm。（※Lはテープの長さで単位はm）爪を含む場合は更に±0.2mmを加えた値となります。
- JIS1級の長さと許容差（テープ目盛りのみ、爪は含まない）
- 0～1m…±0.3mm
- 0～2m…±0.4mm
- 0～3m…±0.5mm
- 0～4m…±0.6mm
- 0～5m…±0.7mm
- 0～6m…±0.8mm
- 0～7m…±0.9mm
- 0～8m…±1.0mm
- 0～9m…±1.1mm
- 0～10m…±1.2m
今はホームセンターで買う場合はほとんどの物がJIS1級品なので、購入する時にいちいち確認する必要はないと思います。
ちなみに100均の物はJIS１級品ではないのでご注意を。
目次
100均のメジャーとJIS1級のメジャーを比較
こちらは100円ショップ、セリアで買ったメジャー
5mのメジャーです。
こちらはタジマのメジャー
同じく５mのメジャー。3480円(税抜き)
テープの色は黄色。
大体12cmくらいのところにJIS1級と書いてあります。
比較に使う角材
こちらのアルミ角材を使って比較してみます。
最初にスコヤを使って、直角にズレが無いかを確認します。
スコヤを当ててみるとほぼズレはありません。
この直角がずれていると比較できないのでここは大事です。
この角材に２つのメジャーを引っかけて比較してみようと思います。
100均のメジャーの精度はいかほどか
それでは実際に比較してみます。
角材に２種類のメジャーを引っかけて測定。
角材の長さは約４mしかなかったので、４m地点までしか測れませんでした。
上がタジマ(JIS1級)のメジャー
下がセリアのメジャー
１０㎝地点
まずは10cm地点
ズレはありません。
１ｍ地点
1m地点です。
ほぼズレはありませんが、よーーーく見てみると0.2mmくらいメモリにズレがあるような。
２m地点
2m地点です。
何故かさきほどあったわずかなズレは無くなりました。
３ｍ地点
３ｍ地点です。
ほぼ完全にぴったり。
４ｍ地点
４ｍ地点です。
ほんのわずか、約0.2mm程度のズレがあるかな？
まとめ
今回の比較では、ほぼズレはありませんでした。
セリアのメジャー(コンベックス)は、JIS1級品とほぼ同等と言えるでしょう。
これならDIYだろうと何だろうと安心して使用することができます。