100均のノギスは正確に測れるのか?金属製のノギスと精度を比べてみました。

100均のノギスの精度比較

100均の工具、第三弾はノギスです。
水平器メジャーに続いて100均のノギスの精度を比べてみます。

今のところ、水平器は全然使えないメジャーは使える。という結果です。

今回はステンレス製のノギスとダイソーのノギスの精度を比べてみます。
ノギスで測ることができる外径、内径、深さの3つをそれぞれ比較してみました。

さて、今回のノギスはどうでしょうか?

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100円ショップのノギスと金属製のノギス

ダイソーで購入した「ホビーノギス」です。
材質はABS樹脂
いわゆるプラスチックに近い素材。

比較に使う金属製のノギスはこちら
メーカーは・・・どこだったか忘れてしまいました。
ステンレス製のノギスです。
価格は大体2000円くらいでした。
ステンレス製ノギス

外径の精度を比較

もともと「ホビーノギス」っていう商品名なだけに、プロ用のそれと精度を同じように求めてはいけない。ということだけは頭には入れておきましょう。

ついでに言うと金属製のノギスと違って、プラスチック製ですので気温の差で伸縮しやすいです。
基本的には夏は伸び、冬は縮みます。
金属製でも伸縮はあるのですが、プラスチックと比べてその伸縮率は非常に小さい。

70mm角の材料で比較

比較するのに使った材料は70mm角のアルミ角材。
外径70mm。内径66mmのアルミ材です。
70mm角のアルミ材

金属製のノギスで外径を測る

それでは、まずは金属製のノギスから測ります。
金属製ノギスの精度

拡大してみると正確に70mmで測れています。
70mmと正確に測れました。

ノギスの目盛りの見方はあらかじめ知っていないと意味不明なところがあるので、さらっと説明します。
基本的な使い方は以下の画像のように、0の目盛りの場所で寸法を見ます。
ゼロの場所で見る

100均のノギスで外径を測る

次はダイソーのノギスで測ってみます。
ダイソーのノギスで測る

目盛りはほぼ正確に70mmを指しています。
まあ、微妙に上の矢印と下の矢印の位置がずれていますが、このぐらいは誤差の範囲ってことで。
目盛りはほぼ正確

外径の精度は金属製のノギスとほぼ一緒という結果でした。

内径の精度を比較

続いては内径の比較です。
先ほど外径を測ったアルミ材を使って内径を測ります。

このアルミ材の内径は66mmなので、測って66mmになっていれば正解です。
内径を測るアルミ材

金属製のノギスで内径を測る

最初は金属製のノギスから測ります。
金属製のノギス、内径を測る

目盛り部分を拡大。
計測結果は66mmよりもほんの少し小さい。
およそ65.9mmくらいです。
約66mmです。

100均のノギスで内径を測る

次はダイソーのノギスです。
ダイソーのノギスで内径を測る

目盛りは66mmより少し大きいです。
およそ66.2mmくらいかな?
66mmで金属製ノギスと一緒

内径は金属製ノギスとの差は0.3㎜程度でした。

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深さの精度の比較

最後は深さの精度です。

比較のやり方は80mmに切断した別のアルミ材を、
80mmに切断したアルミ材

このようにくっつけます。
これで深さの精度の比較を行います。
アルミ材同士をくっつける

それでは、深さの比較を始めます。
深さの計測はノギスの棒(デプスバー)で計測します。
深さの計測はデプスバーで測る

金属製のノギスで深さを測る

金属製のノギスから深さの計測を始めます。
深さは80mmであれば正解です。

ちょっとでも角度がずれると正確に測れないので、地味に難しい。
金属製のノギスで深さを測る

計測結果はほぼ80mmでした。
およそ80.3mmくらいでしょうか。
計測結果はほぼ80mm

100均のノギスで深さを測る

次はダイソーのノギスで測ります。
ダイソーのノギスで深さを測る

計測結果はほぼ金属製のノギスとほぼ一緒。
80.3mmくらいの計測結果です。
計測結果はほぼ80mm

深さの測定も金属製のノギスとほぼ一緒で狂いはありませんでした。

まとめ

以上、外径・内径・深さの3通りの比較をしました。

結果は内径では少しだけズレがありましたが、
金属製のノギスとほぼ一緒の計測結果でした。

コンマ何ミリかのズレを許せるのであれば100均のノギスでも十分に使うことができそうです。

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