玄関引き戸の戸車調整方法の解説です。
玄関を閉めても隙間が開いていたり、隙間風が入ってきたりする場合は、戸車の調整で改善する場合があります。
隙間があると断熱性能も下がるので、家の中が寒くなったりする原因にもなります。
玄関引き戸の戸車調整方法
玄関引き戸の戸車調整の方法は基本的には引き違い窓のサッシと同じ方法で調整できます。
下の方に戸車調整のネジがあるので、それを回して調整します。
それでは調整のやり方です。
下の図のように気密パッキンで調整ネジが隠れている場合はこれをちょっとめくります。
一番下の穴が戸車調整ネジです。
それ以外の穴は組み立て用のネジが入っている穴なのでさわらないようにしましょう。
一番下にドライバーを差し込んで調整します。
右に回すと戸車が上がり、左に回すと戸車が下がります。
このように戸車を調整し、隙間がある場合は隙間がなくなるように調整します。
戸車の調整でも隙間がなくならない場合は、サッシの枠自体が歪んでいるか、建物自体に異常がある可能性があるので、調整ではどうにもなりません。
この場合はサッシの隙間テープなどを利用して隙間を無くするか、玄関そのものをリフォームしないといけません。
玄関の鍵の調整
戸車の調整が終わったら鍵の掛かり具合を確認します。
戸車調整をするとたまに鍵の掛かりが悪くなってしまうので、
鍵のかかりが悪くなってしまった場合のみ調整を行います。
ネジを緩めると鍵の位置を調整できるので、すっと鍵が掛かる位置でネジを締め直しましょう。
必ず、外からの鍵の掛かり具合も確認してください。
中からは鍵を閉めやすくても、外からは全然鍵がかからない!ってこともあります。
その場合は中と外から閉めやすい位置に調整し直しましょう。