カーポートの屋根修理の方法の解説です。
カーポートの屋根が風で飛んでいって割れた時、または落下物でパネルが割れてしまった場合は、
屋根パネルを新しく取り直さないと行けません。
その修理の手順を紹介します。
ちなみに屋根パネルを張り替えたいと思っている場合もこのページで応用が利きます。
それでは、以下屋根修理の流れ。
- 屋根パネルの寸法を測る
- 屋根パネルを新しく購入する
- 屋根パネルを外す(屋根パネルが残っている場合)
- 新しい屋根パネルを張る
- 完了
屋根パネルの寸法を測る
今回は風で屋根パネルが飛んで行ってしまった例でご説明します。
上の画像のように一枚の屋根パネルが外れてしまい、バラバラに壊れてしまいました。
それでは屋根パネルの寸法の測り方ですが、
画像のようにバラバラにならず一部が欠けてしまった等、寸法が測れる場合は、
そのパネルの長さ、幅、厚みを測ればOK。(屋根パネルは外してから測ります。外し方は後述)
画像のようにバラバラになってしまい、寸法が分からない場合は、
生きているパネルの寸法を測りましょう(隣のパネルとか)
基本的には他の屋根パネルと寸法は一緒です。(カーポートを切断加工している場合は寸法が変わってくる可能性があるので注意)
1枚分の屋根パネルを外し、寸法を測りましょう。
屋根パネルを新しく購入する
最近ではネットを検索するとまあ色々と出てくるので、
ネットで購入するもよし、カーポートを取り付けてもらったお店に相談してみるもよし。
測った長さと幅、厚み、そして色。
屋根の色はLIXILの場合だと、ブラウン、ブルースモーク、クリアマットなどがあります。
それぞれのメーカーで色の名称は違うので、ご自身で調べる必要があります。
ちなみに買うならポリカーボネート板にするべき。
ポリカはまず割れません。アクリルは割れます。
採寸にちょっと自信がない場合は少し大きめ(+10cm程)に注文しておいて、実際にあてがいながら現場で切断する方法もお勧めです。
屋根材を外す(屋根パネルが残っている場合)
屋根材が残っている場合は屋根材を外します。(屋根が吹っ飛ばされた場合は屋根押さえのみを外す)
今回のカーポートは屋根押さえがビスで止まっているタイプのカーポートだったので、全てのビスを外していきます。
屋根押さえがビスで止まっていないタイプのカーポートの場合は、
叩きこんで押さえるタイプのカーポートの可能性が高いので、
マイナスドライバーなどを屋根押さえに突っ込んで外していきます。
このタイプの屋根押さえは結構壊れることがあるので壊さないように慎重に外しましょう!
そのタイプの場合は以下の記事を参照してください。
→カーポートの屋根押さえの外し方と付け方(パネルがビスで止まっていないタイプ)
ビスを外すと、屋根押さえは外れます。
屋根押さえを外せば屋根パネルは外れます。
寸法を測る場合はこうやって屋根を外し、寸法を測ります。
新しい屋根パネルを張る
新しい屋根材には裏表に養生のビニールが付いています。
これの片側を外します。
剥がした方を下側にします。
太陽光側は端っこの方だけを剥がしておきます。
屋根を上げ、屋根押さえを取り付けます。
なるべく2人で作業を行った方が楽です。
ポリカやアクリルはちょっと擦ったりすると、すぐに傷が入ってしまうので、
極力、擦らないように気を付けましょう。(屋根を上げてから、下側の養生ビニールを剥がすのもあり)
全てビスを取り付け直したら完了です。
最後にビニールは必ず剥がしましょう。
剥がさないと、後々屋根パネルにくっついて取れなくなります。
完了
一枚だけ新品の色、これは仕方のないこと。
どうしてもこうなります。
今回の修理は端っこの屋根パネルの交換だったので、
比較的楽に済みましたが、これが真ん中あたりの屋根だと物凄く大変です。
体がビスまで届かないので、端っこから目的の屋根材まで全て剥がしていかないといけなくなります。
以上で、カーポートの屋根修理の解説を終わります。