ポリカーボネート板の切断方法3通り紹介

ポリカーボネート板の切断方法を3通り紹介!

切断に使う工具は、アクリルカッター金切りバサミサンダー(ディスクグラインダー)での3種類の工具を使って紹介します。

ポリカはガラスのおよそ250倍以上の強度を持つと言われていますが、割と簡単に切断することができます。(とはいえ、多少疲れますが)

それでは以下、切断方法の解説です。

スポンサーリンク

アクリルカッターを使った切断

こちらがアクリルカッター
ホームセンターなどではPカッターという名前で売られていることが多いです。
アクリルカッター(Pカッター)

切断するポリカーボネート板はこちら。
2mm厚のポリカ。
2mm厚のポリカ

アクリルカッターを使う場合は定規は必須です。
このポリカは長さ約1m20cmあるので、結構長い定規を使います。
定規を使う

定規を動かないようにガッチリ押さえて、アクリルカッターで数回溝を入れます。
溝を入れる回数は厚みによって調整してください。
5mm厚だとか厚めのポリカ板の場合は裏表から溝を入れると切りやすいです。
アクリルカッターで溝を入れる

数回アクリルカッターで切ったら折り曲げます。
数回溝を入れたら折り曲げる

そうすると、このようにパキッときれいに切れます。
切断面を気にする場合はこの方法がお勧めです。
ポリカをきれいに切ることができる

アクリルカッターを使った場合のメリット
・綺麗にカットできる

デメリット
・複数枚あったり、厚いポリカの場合疲れる

溝を入れる回数が不十分だったパターン

アクリルカッターで溝を入れる回数が不十分だった場合、無理やり折り曲げようとすると、ポリカ板が割れます。
ポリカが割れる

こうならないように、十分なくらい溝は入れてから折り曲げましょう。

金切りバサミを使った切断

次は金切りバサミです。
こういうハサミを使ってもポリカは切断できます。
金切りバサミ

金切りバサミを使った切断は2mm厚くらいが切断の限界です。
これ以上の厚さは硬すぎて私では切れませんでした。

切断していく時、もう片側の手で曲げながらチョキチョキ切っていくといくらかやりやすいです。
↓こんな感じです。
片側の手で曲げながら切っていく

金切りバサミでカットする場合、距離が長いととにかく疲れます。
疲れるので枚数が多い場合の切断にはお勧めできません。

ハサミなので切断面はいくらか汚くなってしまいます。
切断面はいくらか汚い

金切りバサミを使った場合のメリット
・定規が無くても切れる

デメリット
・2mm厚くらいが限界
・とにかく疲れる
・切断面はあまり綺麗にならない

スポンサーリンク

サンダーを使った切断

サンダー(ディスクグラインダー)を使った切断はとにかく楽です。
刃はコンクリート用などのダイヤモンドの刃を使用します。
サンダーを使った切断方法

サンダーを使ってカットする場合はマスクや防塵メガネを着用してからカットしましょう。
物凄い粉塵がでます。
コンクリートカッターで切断中

切断後のサンダーが真っ白になっちゃうくらいの粉塵です。
ポリカ切断後のサンダー

切断面はアクリルカッターの綺麗さには及びませんが、とにかく早い。
複数枚重ねて切断も可能です。
切断面はあまり綺麗ではない

サンダーを使った場合のメリット
・とにかく早い、疲れない
・複数枚重ねて切断できる

デメリット
・粉塵が物凄い
・掃除するのがやや大変
・切断面はあまり綺麗ではない

切断砥石を使った場合

ちなみにサンダーに切断砥石を付けて切断するとどうなるか?
切断砥石を付けて切断

普通に切断は可能ですが、切断中にポリカが溶けます
それが跳ねて皮膚に付くと物凄く熱い!火傷してしまうくらいに熱いです。

切断砥石を使って切断中

切断後、サンダーはやっぱり白くなります。
粉塵で白くなったサンダー

切断面には溶けて固まったポリカが残ってしまいます。
溶けて固まったポリカが残ります

サンダーに切断砥石を付けて切断するやり方はあまりお勧めできません。
できるだけダイヤモンドの刃を使って切断しましょう!

以上、ポリカーボネート板の切断方法3通りでした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする