このページではモルタルの作り方を解説します。
モルタルとは砂とセメントに水を加えて練ったものです。
このモルタルに砂利を加えた物が、コンクリート。
ついでに言うと、セメントと水のみで練った物がノロ。
モルタルを作る材料と道具
まず必要な材料。
セメント(普通セメント)と砂と水。
セメントはホームセンターなどで25kgで500円くらいです。
砂は川砂を使用します。ホームセンターなどで20kgで300円くらい。
レンガコテ(右)と土を入れるやつ(左)
練る道具は人それぞれですが、私はこれを使っています。
そして、セメントを扱う時はなるべく手袋をした方がいいです。
肌に直接セメントやモルタルが付くと、ガサガサに荒れます。
それでは、モルタルを作ってみましょう。
セメントと砂を混ぜる
まずはバケツにセメントと砂を入れます。
基本的な配合は砂3:セメント1
レンガコテを使ってこれをよーく混ぜます。
バケツを揺さぶりながら混ぜるとやりやすいです。
よく混ぜると↓のような感じになります。
水を加え、さらに混ぜる
もう一方のバケツに水を汲んでおきます。
よく混ざったら水を投入、一気に入れないでなるべく少しずつ入れます。
そして、さらによく混ぜます。
ここで「土を入れるやつ」を使って混ぜます。
水の量は少なめだと固いモルタルに、多めだと緩めのモルタルに仕上がります。
夏場は作る量にもよりますが、乾きが早いので少し緩めのモルタルを作っておいた方がいいでしょう。
逆に冬場は乾きが遅いので、多少固めの方がいいかもしれません。
気温が氷点下になりそうな時は
気温が氷点下になりそうな場合は防凍剤を入れます。
防凍材を入れないと凍結して膨らんでしまったり、表面がパリパリになって剥がれてしまう場合があります。
アルミ材にモルタルを使う場合は上の画像の無塩防凍剤を使用しましょう。
無塩の防凍剤じゃないと腐食の原因となります。
防凍剤無しと防凍剤有りの差を比べてみました。
下記の記事をご覧ください。
→モルタルに防凍剤を入れた場合と入れなかった場合はどうなるか比較してみた
作る量が多い場合
作る量が多い場合はバケツではなく大きい練り箱と角スコップを使った方が楽です。
また、コンクリートを作る場合は圧倒的に練り箱を使った方が楽。
→練り箱を使ったコンクリートの作り方
ちなみに攪拌機を使ったモルタルの作り方も紹介しています。
→攪拌機(かくはん機)を使ったモルタルの練り方