このページはガラス寸法の測り方を解説するページです。
自分で窓ガラス修理や、ペアガラスへの交換を考えている人用に解説しています。
窓ガラスの修理もペアガラスへの交換も測り方は大体同じ。
窓ガラス修理であれば、
①ガラスの寸法を測る
②ガラスを頼む
③サッシを分解して新しいガラスへ交換
④完了
ペアガラスへのリフォームであれば、
①ガラスの寸法を測る
②サッシのガラス溝幅を測る
③ガラスを頼む
④サッシを分解してペアガラスへ交換
⑤完了
ペアガラスへの交換ではガラスをサッシへ入れにくかったりもしますのでちょっとコツが必要ですが、基本的な流れはほぼ一緒。
なお、このページは1枚ガラス仕様の引違い窓で説明しています。
他の種類の窓だと違ってくる場合がありますのでご注意下さい。
ガラス寸法の測り方
ガラスの寸法を測る場合は2通りの測り方があります。
①サッシを分解しないで測る方法
②サッシを分解してガラスを直接測る方法
②サッシを分解してガラスそのものを測る方法の方が、間違いが少ないので確実に測りたいのならこちらがお勧め。
①サッシをばらさずに測る方法
メジャーをアルミの部分に当てます。
ゴムの部分に当てないようにします。
反対側もアルミの部分までの大きさを測ります。
このサッシだと横幅は801mmくらいですね。
この寸法にサッシの飲み込みの分、12mmを足した寸法がガラスの寸法になります。
801mm+12mm=813mmがガラスの寸法です。(サッシによってはたまに違う場合もあるが、大体は12mmです)
縦の寸法は790mmですので、12mmを足すと802mmとなります。
サッシを分解しないで測る方法でした。
この方法のメリットは分解しないで測るので、手間が少ないこと。
デメリットはガラスの厚みが判断し辛い、飲み込みがたまに違うことがある。ガラス溝幅も判断し辛い。
②サッシを分解して測る方法
こっちの方法はサッシを分解して、ガラスを直接測ります。
ガラスを割ったり、手を切らないように注意して作業してください。
下の画像の赤い丸の部分にビスがありますので、4箇所4本を外します。
大きいサッシだと、下のビスが2本になっている場合もあります。
全部ばらすと、ガラスにゴムが巻かれています。
このゴムはグレイジングチャンネルといいます。
グレチャン、巻きゴム、ガラスのゴムとか言われます。
ガラス修理の場合はガラスの厚みも測ります。
採寸したら、分解したサッシを逆の手順で組立て直します。
この方法のメリットは、実際のガラスの寸法を測るのでほぼ間違えない。
デメリットは分解するので手間がかかる。(特に数が多いとなおさら)
ペアガラスへの交換やガラスの厚みを変えたいときは、サッシのガラス溝の幅も測っておきます。
このサッシの場合だと溝幅は9mmです。
ペアガラスを注文するときはガラスの溝幅も必要になってきます。
一枚ガラスの厚みを変えたい場合は巻きゴムを取り替える必要があります。3mmから5mmにしたい場合は、ガラス溝9mm、ガラス厚5mm用の巻きゴムを使用します。