アルミテラスの取り付け方法を解説!
LIXILの「スピーネ」というアルミテラスを取り付けたので、それの取り付け手順を解説していきます!
ご自身でDIYしてみようという人向けにできるだけ細かく説明できればいいなーと思っています。
アルミテラスの取り付けは一人でやると結構しんどいので、できれば二人でやったほうが楽にできます。
特に一番最初の部分、垂木掛け(たるきがけ)っていうんですけど、これの取り付けが一人だと非常にやりにくいので二人以上で押さえながら取り付けていくといいでしょう。
以下、ざっくりと取り付けの流れ
1、垂木掛けの取り付け
2、柱立て
3、前枠の取り付け
4、垂木、野縁の取り付け
5、屋根張り
6、モルタルを入れる
7、雨どいの取り付け
8、完成
と、言う流れです。
今回のテラスの仕様は以下
スピーネR型 出幅6尺(1785mm) 幅1.5間(2730mm)
標準上止め仕様
それでは、取り付け方を解説していきます。
目次
アルミテラスの取り付け場所と材料
ちなみに私のやり方では取付説明書とは若干異なったやり方で取付をやっています。
垂木掛けの取り付け
まずは垂木掛けの取り付けです。
最初に長さセットという部材をばらします。
その中に垂木掛けが入っているのでそれを準備します。
垂木掛けに部品を付ける
垂木掛けキャップを付けたら、マスキングテープを貼ります。
垂木掛けを建物に取り付けたらコーキングを打つため、最初にテープを貼った方が楽になります。
取付場所の高さを決める
それでは次は取り付け場所の高さを決めます。
一応、規格の寸法があってR型の出幅6尺だと高さは地面から2948.5mmです。
(出幅で高さが変わってきます)
正直この辺りはサッシの高さなども絡んでくるのであくまでも参考程度にとどめて置いたほうがいいと思います。
ちなみにこれ以上高い位置に取り付けたい場合はロング柱を使いましょう。
高さを決めたら鉛筆で印を付けておきます。
垂木掛けを取り付ける際の注意点ですが、垂木掛けを取り付けた後は下から垂木をビスで止めるため、ビスが打てなくなってしまわないように下のスペースはある程度確保しましょう。
垂木掛けを取り付ける
それでは垂木掛けを取り付けます。
必要な道具はインパクトドライバー、10mmのソケットレンチ、4.5mmのドリル、6mmのドリル、コーキング
まず、下地がある場所(柱がある場所)を確認。
釘の頭があればその縦のラインに柱があるので分かりやすい。
無い場合は下地センサーなどを使って探した方が無難です。
では、垂木掛けを取り付ける場所で押さえて、4.5mmのドリルで穴を開けます。(建物ごと)
穴を開けたら、垂木掛けのみに6mmのドリルで穴を大きくします。
インパクトドライバーに10mmのソケットレンチを装着してビスを打ち込みます。
ここで気を付けることはビスの先端にコーキングを付けてから打ち込むということと、
あまり締め付けすぎないということ。あまり締め付けすぎると垂木掛けが曲がります。
後は水平器を使って水平を確認しながら残りのビスを打っていきます。
コーキング
垂木掛けを取り付けたらコーキングをします。
この作業をしないと根本から雨水などが侵入してきますので、確実にやりましょう。
貼り終わったらコーキングを充填していきます。
今回はクリアーのコーキングを使いました。
コーキングヘラで仕上げる
コーキングの充填が終わったらコーキングヘラで仕上げます。
夏場はすぐに乾いてしまうのでできるだけ早めに仕上げましょう。
コーキングのやり方はこちらを参考
→綺麗にコーキングをするためのコツを紹介
といっても、見えなくなる部分なので気にしない方はあまり綺麗にやる必要はないかも知れません。
余分なコーキングは段ボールの切れっぱしに拭っちゃいましょう。
テラスの柱立て
垂木掛けの取り付けが終わったら柱を立てます。
まずは柱の位置出し。
基本的な柱位置は、垂木掛けの端から110mmの位置。(横方向は柱をずらすことは可能)
出幅が6尺の場合は外壁から1785mmの位置が柱の芯となります。(出幅方向は柱をずらせない)
建物から直角をぴったり出すのは結構難しいのでおおよそで出します。
穴を掘る位置にドライバーなどを刺しておいて目印に。
穴を掘る
柱を立てる位置を出したら穴を掘ります。
穴を掘るのに使う道具はこれ。
複式ショベル。縦方向に穴を掘るのに最適な道具
この複式ショベルを使って穴を掘っていきます。
深さは30cm程度。
後で柱をずらすことができるようにするため、特に横方向に穴を大きめに掘っておきます。
ちなみに地面が固い場合はこちらの記事が参考になるかも。
→穴を掘るのにあると便利な道具
柱が沈んでいかないようにするため、下にコンパネなどを敷きます。
柱の寸法を出す
柱の高さの寸法を出します。ここが割りと重要。
柱の寸法の出し方はH1+柱の埋め込み-H2
垂木掛けの上にメジャーを引っかけて、地面までの寸法を測ります。(H1寸法)
柱の埋め込み寸法を測る場合は下の画像のように長い真っすぐな棒などを使い、埋め込み寸法を測ります。
例えば、H1寸法が2900mm、埋め込み寸法が330mmだった場合は、以下の計算で柱の寸法を出します。
2900+330-548.5(出幅6尺)=2681.5
この場合は柱の長さを2681mmで切断してしまいましょう。
柱を立てる
柱を立てます。
木材とクランプを使って自立させます。
(これは私のやり方なので、他に方法があればそれでもOK)
木材を使って柱を挟み込んでクランプで固定
こうしておけば、よほどのことが無ければ柱は倒れません。
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