珍しくネットフェンス(金網フェンス)を取り付けましたので、その施工方法をこのページで紹介します。
ネットフェンスを取り付けたのは今回が初めてだったので、困難極めました。
DIYで取付を考えている方はなかなか大変なので覚悟しておいてください。
ところで、メッシュフェンスとネットフェンスは似ているけれども違います。
ネットフェンスはいわゆる金網のフェンス。フェンスが編み込まれています。
最初はこのようになっています。これを広げて取り付けて行きます。
一方、メッシュフェンスは編み込まれていません。約2mの長さで一枚です。
メッシュのみで本体が出来上がっているフェンスです。
と、まあネットフェンスとメッシュフェンスの違いは簡単に言うとこんな感じです。
それでは以下、ネットフェンスの施工方法です。
今回、取り付けたのは朝日スチール工業のネットフェンス「PCフェンスA型」
高さは800mmのフェンスです。
よく見る緑色のネットフェンスとは違うタイプなので、取り付け方も違います。
取り付けの流れは以下となります。
1、支柱を立てる
2、1スパンずつ本体の部分を作る
3、本体の取り付け
4、2と3を繰り返す
5、真ん中に番線を通す
6、完成
ざっくりと言うとこの流れですが、慣れていないと非常に時間がかかります。
特に真ん中に番線を通すのに手こずりました。
ついでに言うと、取付説明書が付属していない!
ですので、取り付け方をある程度聞いてから施工しました。
それでも半分くらいは勘です。
目次
支柱を立てる
支柱のピッチは基本2000mm。埋め込みは200mm。(H800の場合)
支柱のピッチはほぼぴったりこの寸法にしないといけません(切り詰めの部分は除く)
ピッチが短ければ本体の切断でなんとかなりますが、長いとアウトです。
本体を作る
ひとまず、これが本体の材料
ネット(金網)や上下の胴縁、番線など。
ネットを広げ、針金(力骨線)を上下に通す
ネットの上下に針金(力骨線)を通します。
この針金を、ネットの上下のリングに通します。
胴縁を組み込む
次は胴縁を付けます。
胴縁には上下があるので注意。穴が開いてある方が下(水抜き穴)
網張バーを通す
この網張バーを両端へ通します。
胴縁をちょっとずらしてから通します。
曲げる為に上胴縁の両端にはあらかじめ切り込みが入っているので割と簡単に曲がります。
本体の取り付け
先ほど組みあがった本体の取り付けの前に上部金具を準備します。
左が端部用、右が中間用。
この金具を本体にセットしてから支柱に取り付けます。
取り付けたらボルトで仮止め。
2枚目以降
切り詰め
最後の方などでは切り詰めしないといけない場合が多いと思います。
このフェンスは鉄製なので、サンダーなどを使って切断します。
柱の芯々寸法を測って、2000mmから引けば切断寸法を出せます。
今回測ったのは1340mmだったので、2000-1340で660mm切断すればOKです。
ネットは必要な場所で列線を一本抜きます。
くるくると回してやれば抜けます。
胴縁、ネット、針金を必要な長さにしたら組み立て、取り付けです。
ここまでできれば次は中央に番線を通す作業です。
真ん中の番線を通す
一番きついと思った作業がこれです。
とにかく通りにくい。そして、なかなかピーンと張れない!ピーンと張る方法がいまいちわからない。
聞いてみたところ、方法としては、なるべく番線を真っすぐにしてから通していくということ。
あと、とにかく引っ張ってピーンと張るということ。らしいです。
これをなるべく真っすぐに直してからネットフェンスの真ん中に通していきます。
どうにも通しにくいので、細くてなるべく丈夫な紐を準備しました。
後はひたすら紐を引っ張っていって番線を通していきます。
この方法なら何とか通すことができました。(15mくらいならいけます)
中間の金具を付ける
完成
やはり、ネットフェンスは慣れていないと取り付けに相当時間がかかります。
特に真ん中の番線を通すのが難しいです。
いくらやってもいまいちピーンと張ることができません。
数をこなせば慣れてくるとは思いますが、難しいです。