両開きのアルミ門扉の取り付け方法を解説します!
LIXILのアルミ門扉「プレスタ」を取付例に解説していきます。
柱の立て方は前回紹介した片開き門扉の取り付け方とほぼ変わりません。
柱セットに同梱されている取付説明書を読みながら柱の立てる位置を出しましょう。
完成までの流れは以下。
1、柱を立てる
2、部品の取り付け
3、門扉本体の取り付け
4、門扉の調整
5、落とし棒受けの取り付け
6、完成
それでは、取付方法を解説していこうと思います。
目次
柱を立てる
リクシルの門扉の場合は柱セットに取付説明書が同梱されているので、それを読んで柱の位置を出します。
今回の柱の埋め込みは30cmなので、深さ30cmの穴を掘ります。(門扉の場合は30cmがほとんど)
柱と柱の距離、垂直を確認して柱を動かないように固定。
その後、モルタルを入れて固まるまで待ちます。
こちらのページで柱の立て方を説明していますので、参考にしてください。
[門扉DIY]アルミ門扉の取り付け方法を解説!(片開き編)
上記のページではブロックにクランプを使い固定していましたが、今回は木材を駆使して柱を立てました。
クランプと木材を使って柱を固定
養生テープを使って柱に傷つけないようにします。
部品の取り付け、本体の吊り込み
柱がきちんと固まっていれば、柱へ部品を取り付けます。
最初に柱へ調整金具を取り付けます。
この調整金具には一応上下があります。くぼみがある方が下の金具。
ちなみに今回の門扉は外開きですので、外開き持ち送り金具を使っています。
使い方はこちら→門扉を内開きから外開きに変更する
門扉本体へ部品の取り付け
次は門扉本体へ部品を取り付けて行きます。
取り付ける部品はヒンジ、落とし棒。
ヒンジを取り付けます。
これにも上下があり、ネジが付いているのが下、付いていないのが上
取り付け後
内開きか外開きかで向きも変わるので注意しましょう。
ヒンジを取り付けたら落とし棒を取り付けます。
両開きの場合は基本的に左右どちらかの扉を固定してしまいます。
左右どちらを主に使うかを決めて、開け閉めしない方の扉に落とし棒を取り付けます。
錠の取り付け
本体を吊り込んだら錠の取り付けです。
受け扉(固定する扉)に「固定側ハンドル」を。
掛け扉(主に使う扉)に「作動側ハンドル」を取り付けます。
ここまでの取り付けが終わったら門扉の建て付けを調整します。
門扉の調整
門扉の調整の方法はこちらのページをご覧ください。
アルミ門扉の調整方法
両方の扉の高さと隙間を揃えます。
門扉と門扉の隙間は約5mm程度に調整しましょう。
そうしないと、うまくハンドルが掛からなくなります。
上から見下ろし、扉が揃っているか確認。
揃っていなければ調整します。
落とし棒受けの取り付け
後は落とし棒受けの取り付けとなります。
地面が土間コンクリートになっていれば穴を開けるだけですが、
今回のように地面が土や砂利になっている場合は束石を設置してやる必要があります。
束石の設置
設置個所が大丈夫であれば、後々ずれないように周りにモルタルを流し込みます。
束石に穴を開ける
束石の設置が完了すれば、後は穴を開けましょう。
まずは落とし棒の位置を出すため、扉を一旦閉めて位置を確認します。
コンクリートに穴を開ける道具、「ハンマードリル」を準備。
マキタのハンマードリル
最終的には16.5mmで開けるのですが、何気に16.5mmのコンクリートドリルは売っていない場合が多い。
ですので、17mmで穴を開けます。
穴がずれるとまずいので、慎重に穴を開けて行きます。
最初は小さい穴から3段階くらいで穴を開けるとずれにくいです。(8mm→12mm→17mmとか)
ここで落とし棒受けの取り付け
17mmで開けるとやや緩いので、養生テープを少し巻いてきつくしてやります。
先ほど開けた穴にゴムハンマーを使って叩きながら取り付けます。
位置もほぼ完ぺき!(実はずれないようにするのはなかなか難しい)
完成
これで完成!お疲れ様です!
(ちなみにこの門扉は外開きにしてあります)
左の扉を主に使うようにしました。
右の扉は基本的に固定で開け閉めはできないようになっています。
ただし、落とし棒を解除すれば右の扉を開けることができます。
両開きの門扉は片開きと比べると、多少手間がかかります。
特に門扉の調整がなかなか決まらないことが多いです。(これは私の腕の問題か・・・)